ぎっくり腰(急性腰痛)には大きく2つに大別されます。
1) 痛くない姿勢が見つからず、歯痛のようにズキズキと痛みが疼く場合は内科的疾患が今発症し腰に症状を出しているのかも知れません。
この場合は内科を受診してください。
2)腰に負担を掛けた結果、腰に症状が出たものは腰部の捻挫です。
もともと有る慢性的な歪みに負担が掛かることで、タガが緩み急性腰痛を引き起こします。
その場合は焦らずに、痛い箇所に冷却湿布をし、コルセットで腰を固定し、安静にしてください。
ウィキペディア(Wikipedia)においても
「捻挫(ねんざ)、または挫き(くじき)は、関節に関節の許容範囲を超えた動きが与えられた為におきる損傷の一つである。多くは患部に痛みと腫脹、熱感を伴う」とあります。
48~72時間の冷却湿布をすることで損傷部の出血熱感は治まります。
その後、腫脹や熱感も徐々に回復し症状は緩和してきます。
この初期症状を確実に抑えるがぎっくり腰には大切です。
「腰が痛いのですぐに診て下さい!」と連絡いただくことは多いのですが、発症して直ぐは損傷部の腫れが引いていない場合もあり、動かすのは危険です。
ぎっくり腰をして直ぐの最良の治療は、冷却・固定・安静なのです。
「明日、出張だから・・・」
「明日、旅行だから・・・」
直して!と言われることもありますが、その際は病院を受診することをおススメしています。
なぜなら病院での投薬や点滴による治療の方が、患者さんの今の希望を叶えることが出来ると思われるからです。
症状が落ち着いて、動けるようになったら、症状を出してしまった体の歪みを取る治療にいらして下さい。
「筋骨格治療、内臓治療、頭蓋骨治療と柔軟体操」をバランスよく施すことで本来の柔軟性に富んだしなやかな身体に戻し「ぎっくり腰」の出ない身体を目指します。