肩こり

肩こりは骨格の歪みが原因です。
肩こりは局所の問題で肩周りの筋肉の緊張が原因と思われがちですが、肩周りの筋肉を緊張させているのは全身の骨格です。 ゆえに、肩こりと言うものは、全身の骨格の歪みが作り出した局所症状であると思って下さい。

肩こりは解剖学的には頸椎7番と胸椎1番の関係性が関係していて、胸椎1番と関節している第1肋骨の動きの悪 さが肩こりとして表現されていると考えます。
頸椎7番と胸椎1番が硬くなる原因は骨格の歪みや疲労、ストレスです。
第1肋骨は胸郭の一番上の骨であり、胸郭を釣り下げる支えとなる骨です。
言うなれば、クレーンのブームの部分にあたります。第1肋骨は胸郭の一部ですので呼吸と関係していますので、肩こりの方は呼吸は浅いのが特長的です。
しかも第1肋骨は骨盤とも関係ありますので、骨盤が歪んでいれば胸椎1番と第1肋骨の位置関係も考えなければなりません。
胸椎1番と第1肋骨は鎖骨や胸骨も密接な関係があります。
骨盤の歪みは股関節の柔軟性が大きく関与しますので、下半身の柔軟性も重要です。
まだまだ第1肋骨と深く関係性のある部位もあります。
肩こりを治すには回数と期間が掛り深い治療が必要となります。

骨格の歪みが関係していますので、内臓との関係性も考えなければなりません。
肩周りの筋肉を揉みほぐしても、一時は良いですが、骨格を治していませんのでかならず元の肩こりに戻ります。

「筋骨格治療、内臓治療、頭蓋骨治療と柔軟体操」をバランスよく施すことで 本来の柔軟性に富んだしなやかな身体に戻し「肩こり」を感じない身体を目指します。