寝る前は痛くなかったのに、朝起きると首が痛くなっているのが寝違えです。
寝違えは首の問題と思われがちですが、頭を支えている首の筋肉は背中から発生していることを考えますと、原因は首というよりも背中にあると診た方が自然です。
背中の捻じれが首を捻じる事で首に痛みを出しているのです。
治療は背中の調整を行います。
背中は内臓と密接な関係性が有りますので、内臓調整をすることにより背中の硬さやハリ感が緩和されれば首への負担は軽減されます。
寝違えで関係ある内臓は、臨床上では腎臓と肝臓です。
腎臓と肝臓の位置の関係上、丁度背中の真ん中あたりを硬くしますので首への影響が出てしまうのです。
寝違えを何度も繰り返す方は、身体の歪みが慢性的であり、且つ柔軟性の乏しい方が多いようです。
その状態で、内臓の疲労が加われば寝違いを繰り返してしまうのです。
「筋骨格治療、内臓治療、頭蓋骨治療と柔軟体操」をバランスよく施すことで
本来の柔軟性に富んだしなやかな身体に戻し「寝違え」をさせない身体を目指します。